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氷見商工会議所青年部は、氷見市地域商工業の発展に寄与することを目的とします。

2011年度 会長挨拶GREETING

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スローガン

生きるということに正面から向き合おう
  〜 Achieve the results 〜


会長所信

氷見商工会議所青年部
平成23年度 第46代会長 久保 智祐
CEO

 平成23年度、氷見商工会議所青年部の第46代会長の要職を拝命するにあたり、名誉と共にその重責を肌に感じ身の引き締まる思いであります。また、45年間にわたし親会並びに諸先輩方が築き上げられてきた伝統・文化に敬意を払いつつ、新しいのもを創り上げる布石となる年となるよう頑張ってまいりますので諸先輩方、関係各位、青年部会員の皆様方、そして家族に皆様方、よろしくお願いします。

 ここ数年、日々何かしらの集まりがあるたびに壇上に上がられる方が経済不況のお話を少なからずされますが、のし上がっていく個人・企業はどんな状況下・環境下においても勝つべくして勝っていきます。それが現実です。
 人前で話す立場の人間が「不況」と言う呪文を唱えるたび、聞かされている側の中には「今の売り上げが低迷しているのは世の中が悪い」と安堵の心持になっている人がいませんか、すべては自分の責任でしかありません。
 古来、人は「生きる」という事に文字通り必死でした。ほんの100年前までは、明日、生を残すことに今日の全身全霊を捧げなければ叶わなかった時代があったと聞きます。その生存競争に勝ち残った人達の末裔が今の我々なのです。よく、経済においてサバイバルレースの勝者の言葉を耳にしますが、命そのものの勝者の我々が他の戦いに何故、遅れをとるのでしょうか。我々の先祖は毎日毎日、死を身近に置きその覚悟の上で生を渇望してきました。それこと1秒先の死を恐れ、覚悟し、1秒先の生を得ようと生きてきたのです。

 今の我々では精神破壊するようなサバイバルレースの中で、それを連戦連勝し今に繋いでいただいたのです。しかし現代の我々は惰眠を貪り、安いプライドを振り回し、1秒先の死の覚悟など想像も付かず生きる覚悟すらしていません。「生きている」人間と、自ら「生きよう」としている人間の区別を外からでは見分けがつきません。各々が「生きよう」と覚悟し、この瞬間を大切にして初めてすべてが始まる。そんな気がします。まずは自分の生に感謝し、だから他人を大切に思え、その和が広がる。そんな生物の基本まで経ち返ればならない現実が今の世には在ります。
 それを我々氷見商工会議所青年部から始め、各々が各々の目的の勝者をなり、それが和となり、磐石な基盤となる。そしてもう一度、我々はサバイバルレースの勝者をなり次世代に繋げる。そんな組織を目指します。 
 サブ・タイトルにAchieve the resultsとありますが、意訳すると「望む結果を出す」→「目的に沿ったよい結果の意」となります。Get the resultsとしなかったのは、意味的にどちらも「結果を出す」に間違いはありませんが、後者は良くも悪くも関係なく「結果を出す」だからです。我々には結果がどうあれ努力したことを評価し、頭をなでてくれる人は、いないのです。義務教育が終わったと同時にそこから卒業しなくてはなしません。上記に「安いプライド」と記述しましたが、身の回りに不都合があると、血眼になって当たる対象を探し出し、一番くやすそうな相手にすべての責任を転嫁して被害者面で開き直る人間、彼らが口にするプライド。そんなものは捨ててしまうべきです。すべては自分の責任の基に覚悟を決め、安いプライドを捨て去り、誇りを持って行動する。そんな集団で在りたいと切に願います。

 アジアに戦犯だと言われ頭をさげ、経済大国だった時代のアドバンテージを使い切れずアメリカ(他人)に依存・期待にする。それを恥だと思わないほど我々はボケていたのです。世の中には「すべからく生命は地球より重い」と言う人がいますが、すべての生命が地球と同じ重さなら、すべての種は餓死してしまいます。弱肉強食の世界があってはじめて生命の大切さ、生きることの重要性が生まれ生命の重さが望まなくとも現れるのです。人間社会においても同じです。「ただ生きている人間」は時折、ひとの命に勝手な価値をつけています。言うことを聞かないからと相手の命を脅迫し、または自ら、こんなに辛いことがあったのに誰も理解してくれないからと命を捨て…とても、地球の重さに勝てるとは思いません。みなさん口に出さないだけで実際の経済活動においては、各々の世界で「下請けの利益なんて考えていたら自分の会社が危ないから…」「倒産するのは仕方が無い」と生きているではないですか。誰かがその時、自分の会社を犠牲にしてまで助けてくれるでしょうか。また誰かに「お前は良く頑張った。」と褒めて貰えたらそれで何か救われますか。たとえ、それを苦に死者が出ようとも「可哀想に…」ですまされる。それが現実であり綺麗事が通用しない、そんな命のやりとりの中で我々は経営者として生きているのです。「生命」と「生きる」とは同じ意味にする必要があります。大義・誇りのためには「生命」を差し出すそんな「生き方」そのものが地球より重い「生命」なのです。戦時下においてそんな重い「生命」を散られてきた我々が現代においては空気より軽く「生命」を使い、時に「武器」に、時に言い訳にして弄ぶ。決して許される事ではありません。
 美辞麗句で誤魔化さず、真剣に「生きる」ことを想えば、どの世界の戦いにおいても敗戦はただの1度も起こらないでしょう。「生きる覚悟」が違います。それが「己を知る」と言うことに繋がっているように思えます。私の好きな言葉に武田信玄の「為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らるを捨つる人の儚き」とあります。これを自分自身を共に皆さんにも贈りたいと思います。最後になりますが会の事業・運営は一握りの会員で成り立つものでは無いという事をご賢察のうえ、会員の皆様の快いご協力を心よりお願いいたします。


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