氷見商工会議所青年部は、氷見市地域商工業の発展に寄与することを目的とします。

スローガン

共創＆独創

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会長所信

氷見商工会議所青年部
令和5年度会長　清水 喬平

　世界的パンデミックにもようやく慣れだした頃、今度は愚かな秩序への破壊行為により、世界は文化、経済、生活とあらゆる面で混乱をきたし始めた2022年。日本でも、続くエネルギー価格の高騰、インフレを避けようとするFRBの急速な利上げに伴う円安において、我々商工業者にとっても、原材料の調達コストの上昇、またそれを価格に転嫁できないなど、ネガティブな要素が非常に多くそしてそれに対応するため自らが積み上げた物も変えていかなければならない世の中になったことを痛感いたしました。

そんな今、氷見商工会議所青年部令和5年度の会長を拝命するにあたり、たくさんの経営課題を抱えている会員を導きながらも、氷見YEGという組織はどうあるべきかを考えるに至りました。そして、3つの指針を示させていただくことにしました。

1、青年部活動における会員への貢献について。高度情報化社会になりビジネスチャンスが広がったことで新規事業者の会員も増えています。また、私のような2代目経営者も、慢性的な人手不足を抱えながら自分が最前線に立って会社を引っ張っていかないといけない会員も多数おり、青年部活動に限って言えば、参加の時間的余裕がない会員が多いことが顕在化しつつあります。当会で学びたい会員は多くいます。各会員が積極的に青年部活動に参加でき、社業の向上に少しでも貢献できるよう仕組み作りから取り組む所存です。

2、ビジネス面において有益となりうる事業について。氷見YEGに入会しているからその機会に出会えるのではなく、どうすれば自らのビジネスについて有益となる事業を作ることができるかという考えからスタートしていきたい。与えられるのではなく、自ら考え、企画、実践し、成果をもって完結させたいと思います。これについては担当の委員会だけではなく、広く意見や知見を募り、今求められているのは何か、という時勢を読んだ事業を創り上げるということをやっていきます。

3、地域貢献について。我々青年部は、自社の発展を以て郷土の経済に貢献するというのが根幹です。しかしながら当会にはエネルギーがある20代から40代が数十人が所属しているのですから、もっともっと郷土と密接に関わって行く必要があるのではないかと考えました。我々が率先して氷見市を賑わいのある街にしようと思案し、行動することで、地域貢献を通して自社の発展にも繋がるという輪ができることを期待できると考えています。

この3つの指針を、過去の経験だけでやろうとするととても困難なのは明白です。今回スローガンとして述べさせていただいた「共創＆独創」とは、それを実践するために令和の時代の現役会員にこそ必要だと考えたからです。
共創とは、Co-Creationともいい、経営環境だけではなくステークホルダーの参画により新たな価値を素早く想像することができる戦略でもあります。青年部活動としては、その事業に参加する側からも広くアイデアや情報を集め、たくさんの視点から事業の価値を高めていきたいと考えます。
独創とは、もちろんOriginalityのことで、過去の事例に囚われず、一見当たり前の慣例についても、自分だったらどうするか、それはなぜ最適なのか、を考えながら主体性をもって考え決断してほしいということです。ステークホルダーに参画してもらうには、自分の意見や考えが確りとしたものになっており、自らも生み出す努力を怠ってはいけません。そのバランスでより価値のある事業ができると考えます。
我々現在の会員が青年部活動を行えているのは、諸先輩方が何が最適で素晴らしいかを考えて組織を作られたからです。世の中が大きく変わっている中、先輩方の作った道標に感謝を示しつつ、令和に生きる会員の主体性をもって「先々まで考える」ことが必要なのではないでしょうか。
結びになりますが、青年部会員の成長と各々の社業の発展、氷見市への貢献に繋がるよう、会長職として微力を尽くし、次代に向けて邁進していきたい所存です。ご指導と会員一同へのご声援を宜しくお願い致します。

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